当時3歳だった息子がポン酢が好きになり、ポン酢をかけると野菜をもりもり食べてくれるようになりました。

「野菜嫌いの息子が自ら野菜を食べてくれるなんてっ！」

親としては感動しかありませんでした。
しかし、当時使っていたポン酢には添加物や砂糖が入っていたので、「添加物も砂糖さえも入っていない健康的なポン酢で野菜を食べてほしい！」

たくさんのポン酢の原材料を調べた結果…
「砂糖」が入っていないポン酢が見つからない…

そこで、ピンッ！とひらめきました。
「無いなら作ればいいではないか！！！」

そして、いろんな自家製ポン酢の作り方を調べ始めました。
その時に運命の一言に出会いました。

『ダマされたと思って、出汁を思い切り入れてください。』
そう言われたら、やってみるしかないじゃないですか？

昆布と鰹節をたっぷり入れて、初めての自家製ポン酢が完成。
味見してみると……「今まで食べたポン酢の中で一番うまい！！出汁のチカラすごい！！」
そして、またひらめきました。

「息子に世界で一番美味しくて健康的なポン酢を食べてほしい！！」

すぐに美味しい昆布と鰹節を調べ始めて、昆布はダシの旨味の強い「羅臼昆布」にたどり着き、鰹節は…「本枯節」なるものがあるらしい。
しかも、鰹節は削った瞬間から野菜のように風味が落ちていくらしい…

「ならば、自分で削りましょう！！」
実は本業で和室のふすまや障子を作る仕事をしており、木を削る「鉋（カンナ）」を使うのはプロです。まさかこんなところで役に立つとは。

そして、初めて「本枯節」を削った時、「今まで食べていた鰹節はなんだったのか...」
あまりの旨味と香りの違いに感動しました。

『この鰹節を堪能できるポン酢にしたい』
そこから原材料の相性、分量、形状の組み合わせの実験が始まりました。
中でも一番ポイントだったのが、【出汁の昆布と鰹節を一緒に入れるところ】です。

「いやいや、一緒に入れなくても時間をかけて出汁を取れば十分では？」
と考えた時期もありましたが、昆布と鰹節を取り除いて味見したところ、「感じる旨味と香りが全然違う！！」「この出汁入りのポン酢の感動を味わってほしい！！」と感じるほどの違いでした。

完成したツボポンは息子にも大好評で、今でも美味しそうに食べてくれております。
こんな幸せなことはありません。

そして、このポン酢の感動をたくさんの方に味わっていただきたいと思い、販売を始めることにいたしました。

ぜひ、手に取っていただき、感動体験を共有していただけますと幸いです。